モデルベース開発エンジニアのやりがい

ページ監修：MBD推進センター会員　市原純一氏

MBD推進センターは経済産業省の主導で進められてきたMBDの普及が主要な活動であり、MBDの利点や実装方法に関する情報を産業界や研究機関に提供し、MBDの普及を推進しています。その会員である市原氏に、当ページの監修を依頼しています。

今後ますます必要となるモデルベース開発エンジニア

自動車業界などの制御系の業界ではモデルベース開発（MBD）の導入が進み、モデルベース開発エンジニアになる人やエンジニアを目指す人が増えています。

今後、ますます必要性が高まるとされているモデルベース開発エンジニアですが、やりがいはどんなところにあるのでしょうか？

モデルベース開発エンジニアのやりがい

モデルベース開発エンジニアには、技術的な挑戦、環境への貢献、多様なプロジェクト、自己成長の機会など、やりがいや充実感をもたらす要件が豊富にあります。

テクノロジーの前線に立てる

モデルベース開発エンジニアは新しいテクノロジーや手法を活用して新しいシステムや製品の設計と開発に取り組みます。今後、自動車業界、航空宇宙、医療機器など、さまざまな産業でMBDの導入が拡大されていくことが予想されていますが、MBDエンジニアはその前線に立つことができます。

たとえば、自動運転、電動車、運転支援システムなど、自動車業界の先進技術の開発にも関与できます。これらの社会へ大きな影響を持つ技術に関わることができるため、MBDエンジニアは仕事をすることに誇りとやりがいを感じるでしょう。

開発へのやりがい

モデルベース開発（MBD）は実機を使った物理的なプロトタイプの製作を削減し、机上でのシミュレーションを活用して開発の効率を向上させます。

エンジニアは迅速にシステムを評価し、設計変更を行うことができるようになります。そして、その結果、時間とコストが節約され品質もアップします。そのため仕事にもやりがいを感じることができます。

環境への貢献

モデルベース開発は製品の設計と開発プロセスを改良することで、エネルギー効率の向上や環境への負荷削減にも寄与します。エンジニアは持続可能性に貢献する仕事を行っているという使命感を持ち、仕事へのやりがいもアップします。

モデルベース開発エンジニアのリアルな声

実際にモデルベース開発を行っているエンジニアの声を紹介しましょう。

元々は組み込みエンジニアとして自動車の開発に携わっていた伊藤さん。そんな伊藤さんがなぜモデルベース開発エンジニアを目指し、いまどのような取り組みをされているのか、インタビューしました。