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モデルベース開発エンジニアの将来性・キャリア

目次
MBD推進センター会員 市原純一氏

ページ監修:MBD推進センター会員 市原純一氏

MBD推進センターは経済産業省の主導で進められてきたMBDの普及が主要な活動であり、MBDの利点や実装方法に関する情報を産業界や研究機関に提供し、MBDの普及を推進しています。その会員である市原氏に、当ページの監修を依頼しています。

自動車業界におけるモデルベース開発(MBD)の将来性

MBDは自動車業界で非常に重要な役割を果たしているため、自動車業界におけるモデルベース開発の将来性は明るいといえるでしょう。その理由を説明します。

自動運転技術の発展

自動運転技術の発展など急速な進化を遂げている自動車業界ではモデルベース開発は不可欠なものとなっています。

例えば、高度な電子制御を必要とする電動車や水素燃料電池車、コネクテッドカーなどの新たな車両技術も登場しMBDがその実現に寄与しています。

将来的にはさらなる技術の発展が予想されるため、モデルベース開発エンジニアの需要がますます高まるでしょう。

燃費改善と環境への対応

環境への配慮が高まるなか、自動車メーカーはエネルギー効率の向上や排出ガス削減に取り組んでいます。

モデルベース開発を活用した効率的な開発を行うことで環境に優しい自動車開発を行うことが可能となります。そのためモデルベース開発エンジニアが必要となります。

セキュリティの重要性

自動車のネットワーク化が進行し、サイバーセキュリティの重要性も高まっています。車両のセキュアな制御システムを開発し、運転の安全性を確保するためにMBDエンジニアが重要な役割を果たします。

競争力の向上

競争が激化する自動車市場では、新しい車両の開発サイクルを短縮し、品質を向上させるためにMBDが活用されています。競争力の向上に貢献し、新たな市場での成功を勝ち取るためにMBDエンジニアが必要とされます。

他分野におけるモデルベース開発(MBD)の将来性

モデルベース開発は自動車業界だけでなく、他の多くの分野でも将来性があります。

航空宇宙分野

航空宇宙産業では既にMBDが飛行制御や航空機の設計に重要なツールとして使用され始めています。航空機の効率性や安全性の向上に寄与し、将来的には宇宙開発分野での活用も期待されています。

医療機器分野

医療機器の設計と開発で製品のシミュレーションや制御システムの開発にモデルベース開発(MBD)が活用されています。MBDは新しい医療技術の開発や患者の安全性向上に貢献しています。

制御分野

工場自動化やロボティクスなど制御の分野での製造プロセスの効率化、生産性向上など、MBDは重要な役割を果たしています。

エネルギー分野

次世代電力網であるスマートグリッドを実現するためには複数のエネルギーの変換ユニットを連携が必要であり、システムも複雑になります。MBDを用いることで開発期間の短縮が可能となります。

MBD推進センター会員 市原純一氏より
自動車業界だけでなく幅広い分野において将来性が高い

MBDエンジニアとしてのキャリアは自動車業界だけでなく幅広い分野において将来性が高いです。モデルベース開発のスキルや知識は、今やさまざまな業界での革新的技術開発に不可欠であり、MBDエンジニアには将来的に様々なキャリアチャンスがあるでしょう。

市原純一氏が代表を務めるAZAPAエンジニアリングでは 社員のスキルアップを強力にサポートする教育制度があり、AZAPAグループの独自教育システムを使い、各自に合ったプログラムで専門スキルやビジネスマナーなどを受けることができます。
また、技術向上を目指す社員のための社内セミナーも定期的に開催され、単気筒エンジンを分解し組み立てた後、プログラミングで制御を学べる「エンジンビルドプログラム」も提供されています。そのほかモーターショーなどイベントへの参加、運営も行っています。

MODEBE編集チームより
MBDエンジニアの魅力は将来性の高さ

モデルベース開発エンジニアの需要はますます高まっているものの専門知識を持っている人材が不足している状況です。理系の基礎知識さえあれば、学習の体制が整っている企業へ入社することで未経験からでも問題なく挑戦することが可能です。

SUPERVISOR
監修者情報
JapanMBD推進センター

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公式サイトキャプチャ
モデルベース開発の
利点や実装方法などを
産業界や研究機関に提供する

「一般社団法人MBD推進センター」とは、モデルベース開発は経済産業省の主導で進められてきた普及への取り組みの延長線上にある団体です。トヨタや日産、マツダなど多くの企業が参加し、MBD開発の共同研究がおこなわれています。

監修
MBD推進センター会員
市原 純一氏

自動車技術会のモデル流通検討委員の幹事を行いながら、制御開発、モデル開発を行う。MBD推進センターのガイドラインや、準拠モデルの開発にも携わる。

【所属・役職など】
・AZAPA株式会社 取締役
・ MBD推進センター 会員
・モデルベース大学 講師

【専門家監修】
モデルベース開発エンジニア
になる道筋を解説

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